2022年9月20日(火)~9月21日(水)、長崎県対馬市にて野外活動を実施しました。
【9月21日(2日目)】
①対馬藩お船江跡
②対馬博物館
③環境省対馬野生生物保護センター
④鰐浦集落、韓国展望台
【活動内容】
アジア大陸と日本の中間に位置する対馬は日本の自然環境や生物多様性、文化や社会の成立過程において極めて重要な役割を果たしてきました。本プログラムでは、9月20〜21日にこうした対馬の希少野生動植物保全の現場や史跡を巡るフィールドワークを実施しました。1泊2日という短期間の実習でしたが、日本の生物多様性の保全やアジア諸国との今後の関係性に関する課題について考察する良い機会になりました。
【実習先】
①対馬藩お船江跡は久田浦に注ぐ久田川の河口に人口の入江が構築され、内部に四つの突提と五つの船渠が設けられました。これを「お船江」あるいは「お船屋」と称しているそうです。現在の遺構は寛文3年(1663年)に造れましたが、現在これほど原型を保存している所は全国にここだけと言われ、県指定史跡にも指定されています。
②対馬博物館では学芸員のかたに旧石器時代から現在において発掘調査で島内各地から見つかった土器や銅矛、遺跡などについての説明をお伺いし、古代の人々の生活の様子を深く学ぶことが出来ました。
③環境省対馬野生生物保護センターは、絶滅の恐れのあるツシマヤマネコなどの野生生物の現状の解説、住民たちへの野生生物保護についての啓発活動、希少な野生生物の保護増殖事業などの展開を目的として設置されている施設である。
ツシマヤマネコが住んでいる環境を再現するジオラマ、保護・増殖活動の取組についての紹介などをお伺いしました。本物のツシマヤマネコ(4代目 かなた君)にも会うことができ貴重な体験をすることが出来ました。
④韓国展望台は韓国まで49.5kmの距離にある対馬北端の上対馬町にあり古代建築様式を取りれて建造されいる建造物である。
私たちが訪れたこの日は、台風が過ぎ去った後だったため空気が澄んでおり韓国釜山市の街並みを見ることが出来た。韓国が見れることは珍しくとても貴重な経験であった。
お船江跡の歴史を聞く(九州大学 伊藤教授)
お船江跡で現地見学
対馬博物館にて集合写真
対馬の歴史を聞く
環境省対馬野生生物保護センターにて説明を聞く
対馬保護センターのヤマネコ(4代目 かなたくん)
韓国展望台にて集合写真
展望台から微かに見える韓国
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