課題探究チュートリアルとして与那国実習（12月15日～18日）を実施しました。

与那国島が抱える課題の解決方策について学生が各々考えを深めました。
島の急変する天候や航空機の欠航などイレギュラーな事態にも遭遇しましたが、島での厳しい生活の側面を学ぶ良い機会になりました。

実習の初日は２グループに分かれて小学校と診療所を訪ねました。小学校では読書会を見学し、診療所では離島医療の課題について学びました。
2、3日目は、与那国島の主要産業である観光、農業、漁業についての現状や課題をお聞きし、泡盛や海塩などの地元名産品の工場も見学しました。
また、与那国島など沖縄県の離島が抱える教育現場の課題について伺い、与那国島の歴史や独自の伝統文化も学ぶことができました。
自然と共に生きる与那国島の豊かな自然環境も肌で体感することができました。日本最大の蛾で県指定天然記念物のヨナグニサン（アヤミハビル）をはじめとする与那国島固有種などの貴重な標本資料の見学や、ジオパーク候補地、希少種保全のための休耕田ビオトープも視察しました。

現地２泊3日という短期間の実習でしたが、実際にフィールドに足を運び、五感全てで学びを得ることができた貴重な機会となりました。