活動報告
ACTIVITY REPORT
ACTIVITY REPORT
2025年1月25〜27日に「課題探求チュートリアル」の遠隔地での実習として鹿児島県の離島である徳之島を訪問しました。
1月25日は早朝便で福岡空港を出発し、奄美大島経由でお昼前に徳之島に到着しました。最初に徳之島町の大島支庁内の「徳之島地域流域治⽔協議会」を訪問し、徳之島における流域治水の現状と課題について話を聞きました(写真1)。その後、昨年12月にオープンしたばかりの「徳之島世界遺産センター」を訪問し、工夫された展示を見学した後(写真2)、天城町の環境教育である「あまぎ学」の取り組みについて紹介いただきました。夕方は天城岳山麓のアマミノクロウサギ⽣息地を訪問しました。残念ながらウサギの姿は確認できませんでしたが、林道上に残された糞塊を観察することができました。
1月26日の午前は「伊仙町歴史⺠俗資料館」を⾒学した後(写真3)、⾯縄遺跡 を訪問しました(写真4)。午後に訪問したカムイヤキの森では窯跡や陶器片を実際に確認することもできました(写真5)。その後は、国産コーヒーの栽培に取り組む宮出珈琲園を⾒学しました(写真6)。夕方に空港近くの戦争遺跡を見学した後、島内で環境保全活動を実施しているNPO法⼈「徳之島虹の会」の皆様と意⾒交換をおこないました。
1月27日の午前は、⻲徳⼩学校、および⻲津⼩学校で実施された荒谷教授の環境教育授業を参観しました。午後は徳之島町おもてなし観光課で徳之島環境教育の取り組みを紹介いただきました(写真7)。最後に環境省徳之島⾃然保護館事務所を訪問し、同島に生息する外来種対策を含めた環境保全の取り組みについてご紹介いただきました(写真8)。
各自治体(県・町)・環境省・産業関係者・教育機関・環境保護団体など島のさまざまなステークホルダーの方に直接会うことができた上に、史跡や希少種生息地を訪問してヒトと自然の共在のありかたについても考察することのできた有意義な実習となりました。
写真1_徳之島地域流域治⽔協議会での様子
写真2_徳之島世界遺産センターにて
写真3_伊仙町歴史⺠俗資料館にて
写真4_⾯縄遺跡での様子
写真5_宮出珈琲園での様子
写真6_ウンブキ(鍾乳洞)
写真7_徳之島町おもてなし観光課にて
写真8_環境省徳之島⾃然保護館での様子